徳寿宮「高宗の道」8月開放

2018.07.31 10:00

徳寿宮と旧ロシア公使館を繋ぐ120mの「高宗の道」8月開放

写真元:文化財庁ブログ

 

大韓帝国初代皇帝高宗が1896年から1年間、旧ロシア公使館に移御(居住を移すこと)する際、使用されたと言われる「高宗の道」が、3年間の工事を経て、今年10月正式に解放されることになり、それに先んじて8月の1カ月間だけ試験的に市民開放されることになりました。

 
高宗の道は、徳寿宮から貞洞公園と旧ロシア公使館を結ぶ長さ120mの道。
2011年アメリカとの土地交換により韓国の所有地となり復元がかないました。
 
高宗の道のすぐそば、徳寿宮璿源殿の敷地は、歴代王の肖像画(御真)と位牌を祀る場所として、独立後には京畿女子高校と駐韓米国大使館の敷地として使用され、2011年韓米政府の協議によって、韓国の所有地となり、今回の復元にいたりました。
 
 
なお、璿源殿の跡地にある「朝鮮貯蓄銀行重役私宅」も8月の1カ月間、開放されます。
日本統治時代に造られ、米国大使館として使用された建物で、来年行われる璿源殿敷地の発掘調査のため今年をもって撤去される予定で、市民の目に触れる最後の機会となります。
 

観覧は月曜を除き、午前9時~午後6時まで、別途入場料なしに観覧が可能です。 韓国の近代史を見られる貴重な機会となるため、8月に訪韓予定の方は観覧してみてはいかがでしょうか?

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記事最終修正日時: 
2018.07.31 14:12
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